財産評価基本通達6項の転換点ー国税庁資料が示す適用基準と納税者の予見可能性

令和7年11月13日、国税庁は「説明資料〔財産評価を巡る諸問題〕」と題する異例の文書を公表しました。この資料が異例である理由は、その内容が単なる制度説明にとどまらず、相続税・贈与税の実務において長年タブー視されてきた問題――財産評価基本通達6項の適用実態――を、具体的な事例と数値データを伴って明らかにしている点にあります。​

資料の冒頭には、現状認識として次のように記されています。

➤ 相続税においては、巷間、その節税と称して種々の相続税対策が喧伝されており、不動産や株式などの評価額を圧縮する租税回避等(スキーム)が広く利⽤されている状況
➤ 近年、社会経済情勢の変化等に伴い、スキームの態様が多様化

国税庁公表資料「説明資料 – 財産評価を巡る諸問題」

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